地盤改良と基礎工事
地盤改良とは
建物を建てる際、家が傾いたり沈んだりしないように、建物の荷重を偏りなく直接地盤に伝える役を担う「基礎」を築く工事を「基礎工事」というのに対し、その土地の地盤が建物を支えるだけの強度がないときに、地盤の支持力を増したり、沈下を抑えるための補強工事を施して地盤の強度を高めることを「地盤改良」といいます。
いくら頑丈な建物を建てても、その建物を支える地盤が弱かったとすると非常に危険が伴います。
地震対策で、耐震工法や免震構造などが人気が有りますが、地盤に問題が有る場合、いくらお金を掛けても意味の無いものになります。
地盤改良工事をおこなう必要がある軟弱地盤の宅地は、全国平均で約35%というデータがあります。ひょっとすると、あなたが建てようとしているマイホームのための土地にも、思わぬキケンがひそんでいるかもしれません!
地盤改良工事が必要とされる住宅地盤の一例

住宅地盤のトラブル例
不同沈下
不同沈下とは、建物がふぞろいに沈むことを言います。家全体が均等に沈下するのではなく、一方向に斜めに傾くような状態のことです。
不同沈下が起きると建物自体の資産価値を著しく低下させます。
- 建物の外壁や基礎部分がひび割れる。
- 床が傾き、床にビー玉を置くと、止まらずに転がる。
- ドアや窓の開閉が不自由になる。
これらはまさに不同沈下が原因となって起こる現象です。
地盤強度にばらつきのある敷地や、軟弱地盤に何の対策も施さないで家を建ててしまうと不同沈下が起きてしまうリスクがあるわけです。
代表的な住宅地盤改良工法
表層改良工法
軟弱地盤が2メートル以下の場合、表面の土にセメント(凝固剤)を混ぜて固める工法。
柱状改良工法
軟弱地盤が2メートル以上、5メートル以下程度の場合、土の中に穴を掘って、柱状に凝固剤(セメントミルク=土とセメントの混合)を埋めてコンクリート状の柱を造る。
鋼管杭
6メートル以上にわたって軟弱地盤が続いている場合、鋼製の杭を打ち込む。
地盤改良をして、これでもう安心?
じつは、 地盤改良にも問題点が有るんです。
